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『建築雑誌』(2024年4月号)

April 1, 2024

今月号の『建築雑誌』(2024年4月号)の表紙は、岸田日出刀の写真です。


関東大震災後の東京帝国大学構内に建ち始めた新築校舎の鉄骨を見上げた一枚。
岸田本人による撮影で、写真集『現代の構成』(構成社書房、1930)に掲載された一枚でもあります。
今回、金沢工業大学が所蔵する、この原写真の写真を撮りました。


グラフィックデザイン:渡邉 翔

背景にある永代橋の写真(「永代橋一部」)は、武蔵野美術大学図書館にある写真集『現代の構成』の紙面から。
この写真集を出版したころ、岸田は帝国美術学校(現:武蔵野美術大学)で講師をしており、その時期のもの。
その際の人的な繋がりが、写真集の出版に影響したことは想像に難くないです。


今回撮影した岸田日出刀の写真の写真に、岸田日出刀の写真集の写真がさらにオーバーレイしている3層構造のような形になっていて、まるで3つの時空が絡んでいるような、とても奥行きの感じられる表紙になりました。

4月号からグラフィックデザインは、デザイナーの渡邉 翔さん。

武蔵野美術大学ご出身で、同大美術館にて2019年に開催された「帝国美術学校の誕生―金原省吾とその同志たち」展の際も、グラフィックデザインと論考集のブックデザインを担当されており、岸田日出刀を介したご縁を感じます。


表紙の写真は、資料の劣化具合をそのまま伝えようと、あえてフラットにスキャンせず、ありのままの状態で物撮りにしました。100年近く経った写真の物理的変化をそのままに。
とはいえ影の出を気にしながら銀鏡化した表面のテカりを抑えたり、反り具合が天気によって大きく異なったりと、いろいろと苦心しながら撮影しました。

また、表2には、金沢工業大学建築アーカイヴス研究所の紹介と岸田日出刀資料の解説文を簡単ながら執筆しました。

今月号をお手に取った際は、まずはぜひ表紙、そして表2をご覧いただければ幸いです。


勝原



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    建築学部建築学科
    勝原研究室
    Katsuhara Laboratory,
    College of Architecture,
    Kanazawa Institute of Technology.

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    • 日本建築学会『建築雑誌』(2024年4月号)
    • 武蔵野美術大学美術館「帝国美術学校の誕生―金原省吾とその同志たち」展
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